極める! イタリアン歴史街道|ペペロンチーノの歴史

極める! イタリアン歴史街道|ペペロンチーノの歴史

こんにちは!歴史学科考古学専攻卒・地中海沿岸の歴史大好きな料理研究家・Ruiです。
料理の持つ背景や歴史を知れば、料理が3倍面白くなる!
てことで、ぼくの大好きなパスタを中心に、歴史的な背景や成り立ちを調べていくブログを始めます。

第3回の今回は、ペペロンチーノを紹介していこうと思います。

1,正式名称、知ってる!?

爽やかな香りのオリーブオイル、食欲をそそるニンニクの風味、ピリッとしたアクセントの唐辛子。この3つの食材から生まれるのがペペロンチーノという料理です。

でも、実は「ペペロンチーノ」という呼び方が定着しているのは日本での話。嘘か真か、イタリアのレストランで「ペペロンチーノ」と注文すると、お皿に乗った赤唐辛子が提供された、という話があるそうです……。マジかよ。

ペペロンチーノの正式名称は「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」といいます。「アーリオ=ニンニク」、「オーリオ=油(この場合はオリーブオイル)」、「ペペロン=赤唐辛子」をそれぞれ意味する言葉で、つまりこの3つの食材名そのものが料理名となったのです。名前もシンプルですね。

(写真はhttps://macaro-ni.jp/50992より引用)

2,「絶望のパスタ」!? なにそれ!

諸説ありますが、イタリアではペペロンチーノのことを「絶望のパスタ」「貧乏人のパスタ」と呼ぶことがあるそうです。と言っても、決して蔑称ではありません!イタリアではどんな家にもニンニク、オリーブオイル、唐辛子はあるので、「どんな絶望的な状況でも作ることができるパスタ」「貧しい人や苦学生でも作ることができるパスタ」というポジティブな意味合いの呼び名です。

3,イタリアではメニューにない!?

そうなんです、イタリアのお店では「ペペロンチーノ」というメニューは見られません。というのも、イタリアにおいてペペロンチーノは「シンプルすぎて料理という枠に入らない」という認識のようです。イタリアのシェフの方々は、自家製ソースや肉料理など、「じっくり手間暇かけた料理を味わっていただきたい」と考えていて、ペペロンチーノはあえてメニューから外しているそうです。

もしかしたら、まかないでは食べられているかもしれませんね。

しかし、もちろんペペロンチーノを軽んじているわけではありません。それをベースにした料理はたくさん存在します。「ボンゴレ・ビアンコ」や「イカ墨パスタ」等は日本でもおなじみですね。ナポリやヴェネツィアなど、海に近い南部の街では特に多いです。

ではなぜ日本では一般的なメニューとして定着しているのか?そこも文化の違いと考えられています。日本では麺に出汁をかけただけのシンプルな「かけうどん」「かけそば」もごく一般的なメニューとしてよくあります。考えてみたら、和食も「なるべく手を加えず素材のままで」という印象がありますね。きっとそのあたりの文化の違いが、ペペロンチーノをいちメニューとして扱うかそうでないかの違いに表れているのでしょう。

4、カップ麺並みに簡単? お手軽ペペロンチーノ!

ペペロンチーノのベースはシンプル、実にシンプルです。それゆえに様々な応用が効く、汎用性の高いメニューでもあります。「春キャベツとベーコン」「タコとオリーブの実」「鶏肉とキノコ」「アサリと小松菜」と、各季節の食材ともよくマッチします。

さらに、唐辛子オイルを作り置きしてくことで、麺さえ茹でればすぐ作れるお手軽パスタでもあるのです!

材料(約100ml分)

  • オリーブオイル 100ml
  • ニンニク 2〜3片
  • 唐辛子 3本
  1. ニンニクは芽を取って薄切りスライス、唐辛子は半分に割って種を取り除く。
  2. フライパンに材料を全ていれ、弱火でじっくり加熱。
  3. ニンニクの周辺部が少し色づいてきたら、火を止めて放置(余熱でも火が入るので)。
  4. 粗熱が取れたら清潔なビンやボトルに移して完成!

材料はこの3つだけ。どれもスーパーで簡単に揃う。       下処理はこのように。

火はずっと弱火で。しばらくすると、シュワシュワと泡が出てくる。

ニンニクが周辺部からうっすら色づいてきたら火を切る。しばらく放置して粗熱が取れたら容器に保存。             冷蔵で2〜3週間ほど保つ。

あとは、茹でたパスタが熱いうちにオイルをかけて塩ふったら、即席ペペロンチーノ出来上がり!です!辛党の方は唐辛子マシマシで!バゲットサンドやピッツァにかけてもいいアクセントになる便利グッズです。是非お試しあれ!

……「白ご飯+佃煮」とか「お茶漬け」とかにかけてもイケそうですね…。ちょっと前に流行った「食べるラー油」みたいなノリで。今度やってみよ。

5,まとめ

以上、ペペロンチーノの回でした!いや〜こういうシンプルなのっていいですね!日本でいうと「おにぎり」とか「うどん」とか「丼もの」と似たような感じでしょうか。肉、魚介、野菜、いずれの食材とも合わせやすいし、色んな味を試したくなりますね!みなさんも是非、自分だけのペペロンチーノを開発してみてください!そして美味しいのできたら是非教えて下さい!ではでは、このへんで。また次回お会いしましょう〜。

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