極める! イタリアン歴史街道|  和風パスタの歴史

極める! イタリアン歴史街道|  和風パスタの歴史

こんにちは!歴史学科考古学専攻卒・地中海沿岸の歴史大好きな料理研究家・Ruiです。
料理の持つ背景や歴史を知れば、料理が3倍面白くなる!
てことで、ぼくの大好きなパスタを中心に、歴史的な背景や成り立ちを調べていくブログを始めます。

第14回の今回は、日本で進化したイタリアン、和風パスタを紹介していこうと思います。

1、日本ではいつ頃から?

ナポリタンの回でも少し触れましたが、日本でパスタが知られるようになったのは戦後のことです。1945〜1952年まで続いた占領期に、進駐軍の糧食としてケチャップをからめたスパゲッティがよく食べられていました。

1960年代には一般家庭でもパスタが調理されるようになりましたが、イタリア料理を出す店はほとんどなく、食材の輸入も難しかったようです。

きっかけは1970年の大阪万国博覧会。外国の様々な料理が紹介され、1970年代後半には外国のパスタ製品が安価に輸入できるようになりました。その後1980年代に「イタ飯ブーム」が起こり、イタリア料理を扱う店もどんどん増えていき、1990年代には一般家庭でも多様なパスタ料理が作られるようになりました。

2、元祖和風パスタとは?

和風パスタ発祥と言われるのは渋谷「壁の穴」というお店です。1953年(昭和28年)創業、日本におけるパスタ黎明期から活躍している老舗中の老舗です。

お客さんの声を聞きながら日本人の味覚に合うメニューを日夜開発していたある日、海外出張帰りの常連さんがキャビアを持ってきて「これでパスタを作って欲しい」と注文してきたそうです。そのキャビア入りパスタは大変美味でしたが、高級な食材なので商品化は難しい。そこで、キャビアの代わりにできるものはないかと試作を重ねた結果、生まれたのが「たらこスパゲッティ」なのです。これが元祖和風パスタといわれています。

その後、この商品は大ヒット。現在でも同店の大人気メニューとなっています。

和風パスタの始まりはたらこだった!

3、たらこがなかったので・・・

それでは今回も早速作ってみようと思います。

あ、すいません。たらこが売り切れだったので、明太子にしてみました。

・・・・・・・・・と、とにかく「和の食材を使う」「日本人の味覚に合う」パスタならそれは和風パスタです!だから大丈夫です。多分。

※たらこと明太子の違いは辛いかどうかです。原料はどちらも同じスケソウダラの卵ですが、塩漬けにする際に明太子は唐辛子も一緒に漬けます。

材料(1人分)

  • パスタ 1束分
  • めんつゆ 40ml
  • 水 40ml
  • しょうゆ 小さじ2
  • バター 10g
  • 混ぜ明太子 大さじ1
  • 大葉 2枚
  • 乗せ明太子 大さじ1
  • 刻みノリ 適量
  • かつおぶし 適量

作り方

1、フライパンにめんつゆ、水、しょうゆ、バターを入れる。

2、麺が茹で上がる1分くらい前に点火して、フライパンをゆっくり揺すりながらゴムベラで混ぜる。最初はサラサラだが、だんだんトロッとしてくる。この状態で麺を入れる。

材料を合わせるだけ、簡単!
出汁(水分)とバター(油分)が混ざった「乳化」という状態

3、麺を入れ出汁にからめたら火からおろし、混ぜ明太子を加えてさらに混ぜる。明太子は半生(ミディアムレア)が美味しいので、必ず火からおろしてから入れる。この時も余熱が入りすぎないように素早く混ぜる。

明太子は半生!

4、千切りの大葉、刻みノリ、かつおぶし、乗せ明太子をトッピングして完成!

今回は明太子で作りましたが、明太子の部分を丸々たらこに変えても全然OKです!また、トッピングはゴマ、七味唐辛子、万能ネギ、白髪ネギ等の和の食材なら大体何でも大丈夫です。是非お試しあれ!

4、まとめ

今やすっかり当たり前になっている和風パスタ。しかし、その始まりには血のにじむような努力があったんですね。試行錯誤を積み重ね、お客さんの反応を聞き、作り手のこだわりも食べる側の希望も最大限反映させる。う〜ん、歴史ですね、人間ドラマですね。深い。

さて、今回はこのへんで。また次回も見てくださいね〜。

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