(2025年6月18日更新)
海外旅行前に必ず確認しておきたいのが「現地でのお財布事情」。
今回は、ソウル旅行を予定している方向けに、「韓国ではキャッシュレスが主流なの?それとも現金?」という疑問を徹底調査しました。
韓国は世界でも有数のキャッシュレス先進国であり、旅行者にとっても非常に便利な決済環境が整っていました。
この記事では、韓国で主流のICカード「T-money」と、外国人旅行者専用カード「WOWPASS」について詳しく解説します。
韓国はキャッシュレス文化が当たり前!
前評判通り、ソウルではキャッシュレス環境が整っていました。
コンビニ、カフェ、レストラン、百貨店、さらにはタクシーまでもがキャッシュレスに対応しており、現金を使う場面はかなり限られているとのこと。
ただし、市場やローカルのお店では現金決済が主流なので、現金も1~2万円程度は用意して行ったほうがいいと思います。
では、具体的にどのようなキャッシュレス決済手段が利用されているのでしょうか?
クレジットカードの普及率が非常に高い
韓国では、ほとんどの店舗がクレジットカードに対応しており、外国人旅行者でもVISAやMastercardを中心に問題なく利用できます。
特に大都市ソウルでは、現金を使わずに旅行が完結するほど便利なんだとか。
例えば、ホテルの支払いやショッピング、レストランなどではだいたいクレジットカードが利用可能。
一部市場や屋台では現金が必要
とはいえ、伝統市場やローカルな屋台など、小規模な店舗では依然として現金のみ対応のところもあり、有名な広蔵市場(カンジャンシジャン)は現金のみ。
そのため、最低限の韓国ウォンは必要ですね。
例えば、1万ウォン(約1,000円)程度の現金を持っておけば、小規模な買い物や飲食にも対応できます。
…とChatGPTは教えてくれましたが、果たして本当に1000円程度でいいのか?? 1万円くらいは持ってたほうがよくね??
→結論。やっぱり1万ウォン(1000円)では心もとなかったので、5万~10万ウォン(5000~1万円)くらいは持っていくことをおすすめします。
キャッシュレスと交通の親和性が高い
韓国の公共交通機関では、キャッシュレス決済が標準化されています。
地下鉄、バス、タクシーすべてにおいて、交通系ICカードやクレジットカードが利用可能です。
これにより、旅行中の移動もスムーズかつストレスフリーになります。
今回はこの点を深堀りしてってみましょう。
韓国の交通系ICカード「T-money」とは?
韓国の公共交通機関を利用するうえで欠かせないのが「T-moneyカード」です。
日本で言えば、SuicaやPASMOのような存在で、旅行者でも簡単に入手・使用が可能です。

T-moneyカードの購入場所と使い方
T-moneyカードは、仁川空港や金浦空港、地下鉄の駅構内、セブンイレブンやGS25などのコンビニで購入できます。
購入後は、チャージして繰り返し利用できるため非常に便利です。
地下鉄の駅にはチャージ機がありますが、チャージは現金のみになります。
子ども用T-moneyの登録方法
子ども用のT-moneyカードもあり、年齢に応じて運賃が割引されます。
例えば、6~12歳の子どもは500ウォン、13~18歳の青少年は800ウォン、19歳以上は1,400ウォンといった区分があります。
子ども用のカードを作成するには、パスポートの提示が必要で、空港到着後にそのままコンビニで登録するのがスムーズです。
T-moneyの対応エリアと利用用途
T-moneyはソウルをはじめとするほとんどの都市で利用可能で、地下鉄やバスの他に、タクシーでも使えます。
ただし、仁川国際空港からソウル市内への高速鉄道で使いたい場合は、一般列車(各停)のみ使用可能とのこと。
ソウル駅までノンストップで走る直通列車には使えませんでした。
仁川国際空港からの列車事情については、KONESTさんの記事がわかりやすかったです。
外国人旅行者に便利な「WOWPASS」とは?
韓国旅行者にとってもう一つの強い味方が「WOWPASS」です。
WOWPASSは、デビットカードにT-moneyを兼ね備えた、外国人旅行者専用の便利なカードです。
クレジットカードが使えるお店ならWOWPASS決済ができます。
海外でクレジットカードを使うと、レート計算できずにいくら使ったか訳わかんなくなる私のような人にはありがたいカード。
(事業用でも、極力買掛はやめてデビットカードを利用しているくらいなので…)
WOWPASSの購入方法と利用開始
WOWPASSは、事前に公式サイトから予約することで、仁川空港や主要な市内の受取カウンターで受け取ることができます。
33%割引などのキャンペーンが実施されている場合もあり、事前予約がお得です。
予約時にクレジットカードを入力する項目があり、ここではデポジットとして4500Wが決済されます。
なので、受取時にデポジットの支払いはしなくてすみます。

私は、仁川国際空港のCUというコンビニでの受取にしましたが、無人機も日本語モードがきちんとあるので、無人機での受取でも問題なかったかなと思いました。
カードを受け取った時点では残高は0なので、チャージしましょう。
私は日本円を無人機へ投入してチャージする方法を選びました。
(少しだけ為替がお得になるキャンペーンをやっていました。)
カードは、スマホアプリと連携させてすぐに使用可能。
アプリで残高や利用明細がわかるので便利です。

↑WOWPASS残高使い切っちゃったので0ウォンになってますが(笑) アプリの画面です

チャージ方法が多彩で便利
WOWPASSは現金チャージだけでなく、アプリ上からクレジットカードを紐づけてチャージすることも可能です。
チャージスポットでは日本円も使用できるため、両替の手間が省けます。
安い両替所は限られているため、これらの機能は本当に便利でした。

宿泊したホテルにもチャージ機がありました。
ソウルのいたるところにあります。
https://www.wowexchange.net/exchange/location/list
さらに、WOWPASS間で送金もできます。(PayPay送金みたいな感じ)
また、WOWPASSにはT-moneyカードも抱き合わせになっています。
前述のとおり、通常T-moneyへのチャージは現金のみですが、裏技として、WOWPASS残高からT-moneyへチャージが可能です。

「WOWPASSでチャージする」ボタンでチャージできます。
とにかくWOWPASSがあってよかった。
これなしでは旅が難しかったです。
子どもも利用可能で家族旅行にも最適
WOWPASSは、子どもにも利用可能な設計で、T-money機能が一体化しているため、家族旅行でも非常に重宝します。
例えば、親のスマホから子どものカードの残高を確認できるなど、安心して使える仕組みが整っています。
でも子どもには、現金を少額持たせて、円以外で買い物させるのがよい経験かなと思います。
韓国旅行では現金よりもキャッシュレスが断然便利!
ここまで韓国でのキャッシュレス事情について解説してきましたが、結論から言えば「韓国旅行ではキャッシュレスが断然便利」です。
とはいえ、少額の現金は携帯しつつ、T-moneyやWOWPASSを使いこなすのが、最もストレスのない旅のスタイルかなと思ってます。
クレジットカードを使いすぎたくない人に最適な選択肢
WOWPASSは、クレジットカードを使いすぎるリスクを抑えつつ、現金に近い感覚で利用できるデビット機能が魅力です。
特に、家計管理を意識している旅行者にはぴったりで、無駄遣いを防ぎながら旅を楽しめます。
とにかく海外旅行って金銭感覚がよくわかんなくなっちゃうから。
両替の手間を最小限にできる
WOWPASSを使えば、現地通貨への両替が最小限で済み、両替所を探す手間も省けます。
組み込まれているT-moneyと併用すれば、カード1枚で公共交通の利用もスムーズで、旅行中の移動ストレスが大幅に軽減されます。
子ども連れにも安心の設計
T-moneyもWOWPASSも子どもに対応しており、年齢に応じた割引や管理機能が充実しています。
家族全員分のカードを揃えておけば、韓国旅行がより快適で安心なものになります。
まとめ:韓国旅行ではT-moneyとWOWPASSの併用が最強!
韓国旅行をより快適に楽しむためには、キャッシュレス決済の活用がカギとなります。
T-moneyは交通機関での移動を快適に、WOWPASSは買い物やレストランでも活躍する万能カードです。
子ども用の設定もでき、家族旅行にも最適な仕組みが整っています。
韓国はキャッシュレス社会が進んでいるため、現金だけに頼らず、スマートな支払い方法を活用しましょう。
WOWPASSの有効期限は発行から6年間なので、少し余っても次の旅行で使えますよ。
旅の満足度を高め、思い出に残るソウル旅行を楽しみましょう!
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