Gioia! スイーツ!

Gioia! スイーツ!|ビスコッティの歴史

こんにちは!歴史学科考古学専攻卒・地中海沿岸の歴史大好きな料理研究家・Ruiです。
料理の持つ背景や歴史を知れば、料理が3倍面白くなる!
てことで、ぼくの大好きなパスタを中心に、歴史的な背景や成り立ちを調べていくブログを始めます。

第35回の今回は、前回に引き続きバレンタイン特集、ビスコッティを紹介していこうと思います。

1、喫茶店とかにあるヤツ❓

はい、そうです。喫茶店のレジ横やケーキカウンターの上とかにあるヤツです。

ビスコッティはイタリア中部、トスカーナ地方のお菓子です。「2度焼く」という意味で、その名の通り1度焼いた生地を熱いうちにスライスして、もう一度焼いて作ります。
元祖トスカーナでは「カントゥッチ」とも呼ばれています。食べた時に「カリッ」という軽やかな音が出るので、「cantocci(=小さな歌)」と呼ばれたことが起源と考えられています。

アーモンドやチョコチップ、イチヂクやアプリコットなどのドライフルーツを混ぜて作るので、様々な味と香りを楽しめます。

2度焼くため、水分がほとんどなくとっても固い食感ですが、その分常温で長期間保存が可能な便利なお菓子です。

イタリアでは朝食として、コーヒーまたはカプチーノと一緒にビスコッティが出されることもあります。固いビスコッティですが、コーヒーに浸すとびっくりするほど柔らかくなるんです。形は大分違いますが、グラノーラみたいな感じですね。
大人の食べ方では、ヴィン・サントというデザートワインに浸して食べるというのもあります。

朝はカプチーノで、
昼はエスプレッソで、
夜はワインで、

色んな楽しみ方がある面白いドルチェです。

2、バレンタインはイタリア発祥説❓

諸説ありますが、ローマ帝国時代にその起源アリとされています。

時の皇帝クラウディウス2世は、なかなか兵士が集まらないことに悩んでいました。その原因は、彼らが愛する人を故郷に残したまま戦争へ行きたくないと考えていることだと分かるや、なんと兵士たちの結婚を禁止してしまったのです❗ひどい❗

その当時、イタリア中部でキリスト教の司祭をしていたウァレンティヌス(バレンタイン)は、悲しむ兵士たちを憐れみ、内緒でこっそり結婚式を行っていました。

しかし、これがバレて皇帝は憤慨、やめるよう命令しますが、ウァレンティヌスは断固拒否。その後投獄され、ついには処刑されてしまいました。

この殉教の日が西暦270年の2月14日で、ウァレンティヌスは「聖ウァレンティヌス(聖バレンタイン)」として敬われるようになり、この日をローマカトリック教会では祭日とされました。

バレンタインの始まりはイタリアだったんですねー
んん〜歴史

そしてイタリア中部というのが現在のトスカーナ州、
つまりビスコッティはこの時期にぴったりです❗多分❗

3、聖ウァレンティヌスに敬意を❗

殉教者、聖ウァレンティヌスに敬意を表して、今日も作っていきましょう。

今回もそれほど難しくありませんよ。材料も全てスーパーで簡単に手に入ります。
ただ、今回も「乳化」がキモです。材料を一体化させることが大切なので、卵やバターは常温に戻してください。
手作りビスコッティで愛しのあの人のハートを鷲掴んじゃいましょう。ぐわばっと。

今回は、せっかくなんでプレーンとココアの2種類作ってみましょう
さあ、レッツクッキン

ドライフルーツミックスが色々入ってておすすめ

材料(4〜5人分、作りやすい分量)

プレーンココア
薄力粉100g90g
ココアパウダーナシ10g
アーモンドプードル30g同左
ベーキングパウダー小さじ1/2
1個
砂糖60g
少々
バター10g
アーモンド40g60g
ドライフルーツ40gナシ
打ち粉(強力粉)適量適量

作り方

1、卵、バターは常温に戻しておく。粉類をそれぞれ合わせて振るっておく。アーモンドを200℃のオーブン(トースターでも可)で4分軽くローストする。とっても焦げやすいので、様子見ながら❗

特にラスト1〜2分が焦げやすいので注意

2、卵、砂糖、塩、バターをボウルに入れ、ホイッパーですり混ぜる。白っぽくもったりしてきたらOK。

3、粉類をそれぞれ混ぜる。ここで混ぜすぎると、小麦粉からグルテンが出て粘り気の強い生地になり、サクサクしにくくなるので、素早くさっくりと混ぜる。
プレーン生地にはアーモンドとドライフルーツ、ココア生地にはアーモンドを混ぜ、それぞれさっくりと混ぜる。

4、台に打ち粉をして、生地をまとめる。平たいフランスパンみたいな形にする。この時、アーモンドがはみ出ていると焦げやすいので、なるべく内側にくるようにする。

アーモンドは内側に押し込む

5、クッキングシートを敷いた天板に並べ、180℃に予熱したオーブンで20〜25分焼く。

こんなのが〜
こうなります。あまり膨らまなくてOK❗

6、熱いうちに1〜1.5㎝幅にカットする。切り口を上にして並べ、170℃で20分もう一度焼く。水分が飛んで、軽くカリッとした感じになれば完成❗

「柔らかいケーキ」が…
「固いビスコッティ」に❗みたいなイメージ

7、コーヒーまたはワインとご一緒にどうぞ〜

サクサクでカリッカリ❗

ドライフルーツの甘み、アーモンドの香りがたまらん❗
常温で1〜2週間くらい保つので、テーブルにあるとつい手が出ちゃいそうですね。
アーモンドの他、ピスタチオやクルミなどもいいと思います❗

4、まとめ

子どもはミルクで、大人はコーヒーやワインで、老若男女みんなサクサク楽しめるドルチェでした。
こういうの好き。

しかし、ビスコッティからバレンタインのことへ結びつくとは…
フフフ…やはり歴史はいいですね…

では今回はこのへんで、また次回も見てくださいね〜

5、インフォメーション

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料理をどんどんアップしていきます。

参考資料

  • 川上文代著 『イチバン親切なイタリア料理の教科書』 新星出版社 2013年
  • 『るるぶ情報版 イタリア’20』 JTBパブリッシング 2019年
  • 『地球の歩き方 イタリア 2019〜2020年版』 株式会社ダイヤモンド・ビッグ社 2019年
  • https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%8B
  • https://theokuratokyo.jp/letter/pastry/article-18/#:~:text=19%E4%B8%96%E7%B4%80%E5%BE%8C%E5%8D%8A%E3%81%AB%E4%BD%9C,%E3%82%92%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
  • https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC

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